メビウスの輪考

世の中で起こっているコト、言論について思ったこと、考えたことを書き連ねます。

建築と美術と音楽と 葉加瀬太郎の『クラシック音楽がもっと好きになる講座』を見て

2014年ブログ第一弾。これから毎日1記事

思ったこと、考えたことをジャンル問わず書いていく。

 

最初は「建築と美術と音楽と」について。

 

大晦日にテレビで「今でしょ!」の林修先生の「今やる!ハイスクール」特番が

やっており、葉加瀬太郎氏が講師をしていた。

 
『クラシック音楽がもっと好きになる講座』というテーマで
クラシックの作曲家のスタイルをわかりやすく話していたのだが
ある一言が非常に記憶に残った。
 
「芸術にはそのジャンルごとに順番がある。
まず建築が場を作り、絵がそこに掛けられ、最後に音楽がその場の空気を染める。」
 
これは絵や音楽、建築に関わる方には既知の言葉なのだろうか。
自分としては、これまでバラバラにとらえていたクリエイティブなジャンルの
関係性がまさに立体的に理解できた瞬間だった。
 
 
葉加瀬氏がこの言葉を発したのは、クラシックの大家たちの説明を行っていた際に、
生徒役で出席していた博多華丸大吉の大吉が、発した
 
「この●●(クラシックの大家の誰か)もそのころに流行していた印象派の画家に
影響をうけたということはあったんでしょうか?」
 
という質問に対して、葉加瀬氏が「あると思います。なぜなら・・・」と
その理由として話したのがこの言葉だった。
 
アートにはその起こりに順番があり、そして役割も違う。
 
音楽は最後ではあるが、そのかわり、その空間の空気を染められる力は
音楽が一番である。
 
と。
 
またこの言葉によって、
時の権力者たちが
その力を誇示するためにまず場を作り、
その部屋の権威づけのため芸術的な絵をかざり、
その場に人を呼び音楽界を開いた、
という歴史的な情景までもがイメージできた。
 
これ以外にもこの番組の葉加瀬氏の授業では
クラシック作曲家を現在のJPOPなどと比較した説明などをしており
非常にわかりやすく興味がそそられる内容であった。
 

 

情熱大陸~葉加瀬太郎 SELECTION~

情熱大陸~葉加瀬太郎 SELECTION~

 

 

 
というわけで2014年最初のブログは以上とする。
今後の各ジャンルを楽しむうえで、いい言葉に出会えた2013年大晦日であった。
 
明日もよろしく。